令和4年3月吉日
一般財団法人両毛育英奨学基金会
設立者 岡部 功
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「両毛育英奨学基金会」は、昭和51年、市民の「地元の若い学生に、返済する必要のない『給付』型の奨学金を支援しよう」という当時としては先進的な志を具現化するべく創設され、両毛新聞社が運営してまいりました。毎年春の給付は30回を超えました。
この間、老若男女さまざまな方々から「若い人の勉学にお役立て下さい」と、ご寄付・ご協力を賜りました。ご支援者お一人おひとりの無償の温かいお気持ちは、市内の各高等学校を卒業する奨学生の皆さんに、毎春、確実にお伝えし、就学に活かしていただいています。
足利には、「足利学校」(国指定史跡)があります。フランシスコ・ザビエルが「日本国中最も大にして最も有名なる坂東の大学」と海外に紹介した「日本最古の総合大学」です。全国から集まった学生は、宿舎・食事を無償で与えられ、学費を支払う必要がなかったとの記録があります。
両毛育英奨学基金会が、長年にわたり継続できたのは、「若い人々の勉学を後押ししたい」という学問の町・足利ならではの気風が市民に受け継がれ、根づいている証と、感慨深い思いでございます。
さて、両毛新聞は令和3年6月に休刊しましたが、これまで奨学基金会にご支援下さいました市民の皆様のご意思を引き継ぐべく、このたび一般財団法人を設立しました。
今後は、一般財団法人両毛育英奨学基金会として、未来を創る地域の若い学生の夢と希望の一助となるべく、全力を尽くす所存でございます。
引き続き皆様のお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。